コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 七夕のキセキで非日常へ☆【ライトノベル】 ( No.11 )
- 日時: 2012/12/28 22:07
- 名前: 如月 (ID: KcCt4pR0)
・・・数十分後。
そろそろでないとまずいかな・・・?
真奈美のヤツにどうやって説明すればいいんだ?
短冊に願いを書いたら叶いました・・・なんて、変態扱いされるだけだろうし・・・。
あれや、これやと言い訳を考えていると・・・
「ど、どうしましょーーー!!み、耳が隠れませんっ!!」
ドタバタとユイが駆けてきた。
かなり試行錯誤したのであろう、ぼさぼさの髪。
手にはくしと髪ゴムをにぎっていた。
そして・・・涙目。
「ど、どうしましょう!翔太さん!!」
い、いや俺にどうとか言われても・・・
「ごめん」
素直に謝る。
「謝られちゃいましたよぅ!うぇーん!転校初日からおやすみなんてヤダよぅ」
ど、どうしよ・・・。泣かれるとさすがの俺も同様する。
「・・・はぁ。ちょっとこっち来なさい、ユイ」
「ふぇ?にゃんで??」
「あぁもう!髪の毛直したげるから!早く来なさい!」
「あ、ありがとう!!エリちゃん!!!」
そういいながら、二人は洗面所に消えていった。
「・・・面倒見いいんだな」
ぽつりとつぶやくと
「・・・エリシアは、いい子」
レイナがぼそっと言った。
「ホント、そうだな。」
あーだ、こーだ言っても、根はいいやつなんだろう。
・・・ツンデレだからなのか?
よくわからんが・・・。
などと考えてると、2人が帰ってきた。
ユイの耳はきれいなおだんごで隠れている。
「さぁ、もう行きましょ!ユイの準備もできたしね」
エリシアはそう言ってカバンをもって玄関へといった。
俺はその時
「・・・お前、いいやつなんだな」
と耳打ちしたが、すぐ「うっさい!ちかづくな!!」と言われてしまった。
その時、微妙に顔が赤かった、と思ったのは気のせいだろう・・・。
「よし!じゃあ、行くか!!」
そう言って、威勢良くドアをあけた。
目の前には・・・・・・
真奈美がいた。
みるからにお怒りの様子。
怖々とあいさつしてみる。
「よぉ・・・」
「よぉ・・・じゃないでしょ?こんの・・・」
「変態女好き男ォオオおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
俺の朝は、まだ終わらない・・・・・・。
・・・・・・ハァ、どうしよう。