コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 全世界のバカ共に告ぐ!※参照100突破!! ( No.19 )
- 日時: 2015/03/18 23:36
- 名前: 郁汰 ◆8EiAzCHuJ2 (ID: qJ0dFxMT)
- 参照: https://www.youtube.com/watch?v=Hh9yZWeTmVM
《 S P E C I A L T H A N K S ▼. 》【ショウside】
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≪……ショウ≫
もう、なにも見エナイ。
なにも聞コエナイし、なにも感ジナイ———————
生臭い血の匂いがたちこめる場所で、俺はそんなことを考えていた。
ふと自分の拳に視線を移すと、俺のものではないらしい血がべっとりとついている。
生暖かくてツンとした鉄の匂いが、鼻を刺激した。
…好きではないけど、嫌いでもない。
何度もこの“仕事”を続けているうちに、慣れてしまっただけだと思う。
「…リト。終わったよ。“ゼンブ”、ね」
≪…殺りスギ≫
「うーん…20人目くらいまでは覚えてるんだけどなあ」
≪っ!、ショウ、あのネっ、≫
リトが何か言いかけた、その瞬間の事。
「ッア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!」
突然背後に殺気を感じて振り向けば、そこにはさっき俺が殺したはずの男がいた。
(まだ生きてたんだ…)
チッ、と小さく舌打ちをする。
「…っハァ、仲間のカタキだ…!!死ねェェェェ!!この悪魔がァァ!!!!!!!!」
「…上等」
ものすごい勢いで襲い掛かってくる男の首をつかみ、空中に吊り上げた。
大体そんなボロボロの身体で、しかも俺相手に勝とうなんて、聞いて笑えてくる。
「ぐっ、あ゛、あ゛…」
「ほんとしつこいなあ、キミ」
「、ク、ソがァ、っ……!!」
苦しいのかな?
まあそりゃそうか。なんたって首吊ってる状態だもんね。
男の手から、血みどろの鉄パイプが音を立てて落ちた。
「そんなんじゃ地獄にいる仲間とやらに笑われちゃうぜ?」
≪ショウ!!!!≫
「リトは黙ってろよ。大丈夫、威勢に免じて最後くらいラクにしてあげるから」
じわじわ殺すってのも悪くはないけど…
ざーんねん、俺そこまで鬼畜じゃないんだよね。
こみ上げてくる笑いを抑えながら、御用達のマシンガンを構えて。
“————————————パアンッ”
≪ヒィッ……!≫
引き金を、引いた。
「…もー。全身血まみれ」
≪バカ…また上司に怒られるヨ≫
「あはは、まあ仕事なんだから許してくれるでしょ」
≪…≫
「…何を心配してるのか知らないけどさ、俺この仕事に就いて後悔したことなんてないし」
≪…ショウ…≫
「大体、俺はただの“スパイ”じゃないんだから」
でしょ?となだめる様に笑いかけながら、歩みを進める。
歩くたびに何かが靴の底にひっついて気持ち悪い。さっきのヤツの肉片かな。
もうどうでもいいや。
≪……次の仕事が、待ってル…≫
電子音が、響いた。
++++++
この子の過去はきっと壮絶な気ガス
シリアスなにそれくえるの
いただいたオリキャラも使おうか脳ミソ絞って悩んだんですけど
思いのほか グ ロ く なっちゃったのでやめときました…orz
やっぱギャグの方が書きやすいね!!うん!!!!!!