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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 全世界のバカ共に告ぐ!※更新再開!! ( No.35 )
- 日時: 2013/03/12 22:18
- 名前: 郁汰 ◆8EiAzCHuJ2 (ID: CFE7lDA5)
「げっ、ニノマエ来た」
思わず言葉を漏らす。
が、その声はクラスメイト達の席に着く音で掻き消された。
「ニノマエ?」
ショウがひょこっと首をかしげる。
—————…おいおい、今日転校してきたばっかだからってそれはねーだろ…
「俺らのクラスの担任だよ。普段やる気ねーけど、キレたらすんげェ怖いって有名」
「へー」
「…とりあえず、お前ら廊下に出ろ」
俺は小声でそう言い、ショウから(半ば無理矢理)ステラちゃんを引き剥がすと、
二人まとめて廊下へ放り出した。
ステラちゃんがきょとんとした目で俺を見つめる。
「ん?どういうこと?」
「…お前らこれから“転校生”としてみんなの前で自己紹介しなきゃなんねーだろ」
「そういえばそんな事言ってたような…」
「————…オイ、白神」
ニノマエの声が一段低くなった。
「スイマッセン今座りますゥゥゥ!」
俺は光の速さで着席した。
———————
—————
———
「…っと、みんなおはよう。で、だ。ゴホン、今日は転校生を紹介する」
新生徒を迎えるにあたって、ニノマエも少しは緊張しているのだろう。
前置きもそこそこに、単刀直入に述べた。
「5人とも、入ってきなさーい」
途端、教室内が一気にざわつき始める。
『イケメンだったりして!』
『爆乳キボンヌ!!』
『リア充爆ぜろ』
—————とまあ、そんな空気の中、ぞろぞろと転校生達が入ってきた…
のだが。
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