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Re: 全世界のバカ共に告ぐ!※参照600突破!! ( No.56 )
日時: 2015/03/18 22:52
名前: 郁汰 ◆8EiAzCHuJ2 (ID: qJ0dFxMT)

“『転校生のショウって人が、紅い目の男とマシンガン片手に対峙してるらしいんスよ』”









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———————…熱イ。












ほてったカラダがドクンと脈を打った。

つう、とほっぺをつたう一筋の汗は、興奮からきているものなのか…それとも。











「まさかこんなトコロで再会するなんてね———————…“鵺”」


夕日の差す、とある教室の一角で。


感情をさとられないように、できるだけ落ち着いた声で言う。
機関銃を握る手のひらに汗がにじんだ。




「…キサマこそこんな生ぬるい場所で油を売っていたとはな。だから地球は嫌いなのさ」




そう低い声で呟くこの男————…ヌエは地球でいう『警視総監』にあたる。
つまり、白木蓮とは真っ向の関係に当たる奴だ。

キョースケには正確に言ってなかったけど、俺は人間じゃない。
…いや、この言い方には語弊があるな。







“半人間”とでも言っておいたほうが良さそうだ。







「なにか誤解をしているようだが…今日の私は殺り合いに来たわけではない。
 ましてや民間人を傷つけたとなれば、WSPFとして洒落にならんからな」


さげすむような冷たい視線に、一瞬たじろぎそうになる。
そんな俺の様子を見かねてか、奴はにんまりと気味の悪い笑みを浮かべながら言った。


「…?」
「ひとつ、忠告をしにきただけだ」


そういうと、鵺は小さく息を吸った。








「——————————今すぐ地球ココから退け」










紅の瞳に火がついた。