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Re: 全世界のバカ共に告ぐ!※CV公開!! ( No.75 )
日時: 2015/03/19 01:40
名前: 郁汰 ◆8EiAzCHuJ2 (ID: qJ0dFxMT)

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「……ん」





ゆっくり目を開けると、見知らぬ白い天井。

ツンと鼻をつくエタノールのにおい。

無意識にみけんにシワを寄せる。


ここって…






「病院…?」

「あ、京ちゃん起きた?」


ふと寝返りを打つと、パイプイスに座っている未奈美と目が合った。
どうやらずっと付きそってくれていたらしい。



「え…俺…なんでっ」


思わず反射的に飛び起きる。
慌てて記憶の糸を手繰り寄せたが、
どうにもなぜか思い出したい部分だけスッポリ抜け落ちている。
確かショウが教室でヘンなヤツと対峙してて…それで俺が勝手につっこんでいって…
そこまで回想したところで、激しい頭痛が脳裏を襲う。



「…ッてェ…!」
「京ちゃん!無理しちゃダメだって!」



慌てて再度俺の身体をベッドへと引き戻してくれた未奈美。
なんだか申し訳ないような、気まずいような気持ちになって、パッと目をそらす。


「…ごめん」

「えっ?」

「その…マジで何が起こったのか把握できてないし、なんかヘンな事に皆巻き込んじまったみたいで…ゴメン」


どんどん声が小さくなる。
情けねェ。俺。

そんな俺を見た未奈美は、ふにゃりとどこか影のある笑いを浮かべて言った。


「……軽い脳震盪のうしんとう。あと打撲」

「は…?」

「京ちゃんの入院理由だよー。なぁんにも覚えてないんでしょ?」

「いやいやいやそういう事聞いてるんじゃなくて…」


確かに体中はギシギシ痛むし、頭だって痛いけどさァ…
俺が聞きたいのはそういうのじゃなくて…


「なんで俺が病院にいるのかとかそこらへんを…」
「…」
「…」
「…」


やべっ…これカンペキ怒ってるよ…?


「ごめんホントッ入院なんかしちまってっ迷惑かけてホントッスイマッセン!!!」
「許すワケないだろ1万回死んで詫びろ」
「ェ」


どこからか男の声がして、思わずきょとんとする。
この声は…









「———————————ショウ!?」