コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 全世界のバカ共に告ぐ!※参照900突破!! ( No.82 )
- 日時: 2015/03/18 23:07
- 名前: 郁汰 ◆8EiAzCHuJ2 (ID: qJ0dFxMT)
ドクリ。
心臓が大きく脈打つ。
以前から、コイツは呑めねェなあとは思っていたのだ。
千歩譲ってスパイなのは認めるとしても、
あんなクソ重いマシンガン抱えてたら隠密活動の際目立ってしかたないだろう。
それにあの鵺とかいう変なヤツのことも気になる。
静まり返った空気の中、もんもんとひとり考えあぐねていると、
ショウが思いがけない行動に出た。
「…ごめんっ!!!!」
「へ?」
突然その場に土下座(英語風に言うとドゲーザ)をするショウ。
普段のひょうひょうとした態度からは想像しづらい光景で、俺はポカンとマヌケな声を出した。
和斗らも、ショウの後ろであっけにとられた顔をしている。
「そのエロ本全然カワイイ子いないんだった!!!!!」
「ソッチかいィィィ!!つかどーでもいいわそんな情報!!」
やっぱり…こう…なるよな。
ハァ、と思わずため息がこぼれたのはまわりのヤツらも同じだったようで。
ショウは「ジョーダン★」と立ち上がると、もう一度真剣なカオで言った。
俺の気のせいか、いつもの貼り付けたような笑いとはどこか違うように感じる。
「————————————…さっきは、ありがと」
「…どーいたしまして」
あえて軽いノリで返す。
辛気臭ェのは、昔っから性に合わねーから。
和斗や未奈美たちも、それぞれ穏やかな表情を浮かべている。
「まーその、アレだ。オマエのドSっぷりには心底憔悴するしありえねーくらいド変態だし空気読めねーし
転校初日からこんな大騒ぎ起こすし…クラス中の女子の視線全部オマエに注がれてるし!?!?!?!?」
「…」
「ま、なんにせよお互い死んでなくてよかったな」
「…」
「……正直、オマエの事まだ完全に認めたわけじゃねェし、甚だ迷惑被ってるけどよー…」
「…」
「鵺ってヤツが言ってたほど、性根腐ってるワケでもなさそうだしよ。あっでも絶対地球はブッ壊させねェからな!!!」
「キョースケ…」
ガチャリ
「ん?」
アレ…?
この音ってさァ…どっかで…
そうそう!
今ショウが俺に向けて構えてるマシンガンの…
って…
…ェ?
「キョースケ大好き★—————…なァんちゃって」
ボカァァァァァァァァン!!!!!
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」