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Re: 全世界のバカ共に告ぐ!※参照1800突破!! ( No.141 )
日時: 2013/06/23 18:31
名前: 郁汰 ◆8EiAzCHuJ2 (ID: LcDNzAC/)

「えっ、ちょっ、オイこれって…」


思わずポテチを食べる手を止めて、テレビの前に座るショウの横へ滑り込む。
首から下は司会者の肩で隠れてよく見えないが、大方俺の見解は間違っていないだろう。
フツーの一般人ではないカンジは薄々してたけど…まさか芸能人だったなんて!!

思わず口をぱくぱくさせながら、無意識に錦川礼央らしき人物を指さす。
ショウはそんな俺をきょとんと見つめたかとおもうと、「ああ」とすぐに視線をテレビに戻した。


「キョースケ知らないの?」
「へ」
「この水色アタマの子。今人気絶頂のアイドルだよ」
「いやあの知らないっつーk」
「カワイイよね〜…ああいう強情そうな態度が加虐心をくすぐるってゆーか」
「黙れや変態ィィィィ!!!」
「まァ大抵のドSはドSの皮を被ったドMだからね。ちょっとイジれば堕ちるトコまで堕ちるよ」
「もしかしてオマエ、これ目当てで…」
「せいかーい★この俺がアイドルファンだなんて笑えるでしょ」

珍しい自虐(?)ネタを並べ、ケラケラうさん臭い笑いを浮かべるショウ。
いや、正直笑えるけど!!!相手が相手なだけに!!笑えねーよ!!!!!

「ヘ、へぇ〜…」
「ココまで女に興味持ったことなんて無かったんだけどさ…なんか他とは違うニオイがするんだよね」
「は?お…んな…?」


ショウの一言にフリーズする。


アイツは確かに“男”だった。
声も高めとはいえ男声だったし、チカラだって女のものとは思えない。
大体、仮にヤツが本物の“女”だったとしたら…
…やめよう。俺が情けなさすぎる。しにたい。


動揺を隠しきれない俺に、ショウは多少呆れた様子で呟いた。
内容は、大体こんなモンだった。








————————…庭織 色雅 (にわおれ しきが)。




 ピンで活動中の現役女子中学生。

 愛称は『シッキー』。


 新曲はオリコン一位を獲得。

 CDの売り上げは述べ500万枚以上。

 バラエティーにも数多く進出し、活躍の場は広がりまくり。

 現在は4本のCMに出演中。

 来年には主演映画も控えてる…まさにアイドル業界の頂点に立つオンナらしい。





…ともかく、錦川礼央とはなんの関係も無いようだった。

世界には自分とそっくりな人が3人いるっていうし…きっと人違いなのだろう。うん
そもそも、ヤツの威圧感は中学生のケタじゃなかったし…うん
いや、そう信じよう…

うん……








(´・ω・`)






心の中ではそう思いつつも、俺の胸の内は晴れないままだった。