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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 不良物語 ( No.5 )
- 日時: 2013/01/15 13:55
- 名前: しょめ (ID: DSoXLpvQ)
- 参照: http://syome
入学式が始まった。
入学式の定番と言えば、長い校長の話である。
案の定、この高校もその定番。
お経のような校長の話を聞いていると眠くなってくる。
だが、うつらうつらとしてきたところで話は終了。
こうして入学式が終わった。
当然のことだが、ここにいる人たちは大鬼達を知らないのだ。
それによって、次々と話しかけてくる生徒。
大鬼は彼らを強く睨んだ。
それは大鬼だけでなく、一鬼や沙鬼も。
瞬間、教室がシンッと静かになる。
こうして大鬼は、『金髪の鬼』、一鬼は『白髪の鬼』、沙鬼は『茶髪の鬼』といった幼稚なあだ名がついた。
放課になって、大鬼達は移動する。
といっても、ちゃんとした目的があるのだ。
入学式が終わった後、この学校の番長と名乗る3年に裏庭に呼ばれた。
着くと、有無言わずに殴りかかってくるやつが一人。
番長と名乗る男だ。
大鬼は殴られる前に殴り返し、一鬼は沙鬼を守った。
——バキィッ!!
鈍い音。
今でも神妙に覚えている。
そのまま倒れる番長。
即病院送りだそうだ。
そしてこの後大鬼は高校生活初となる生徒指導室へと連れて行かれた。
時間は現在(いま)へと戻る。
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