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Re: 不良物語【参照50ありがとう!】 ( No.22 )
日時: 2013/01/15 14:10
名前: しょめ (ID: DSoXLpvQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=31532

「は……、誰に」
「決まってるじゃないか。君のお兄さんさ」
情報回るの早すぎだろ……。
大鬼は心の中で呟く。
「如月、創也……」
「大丈夫だ。君が俺のことを探していたのも、用件も全て分かっているよ」
寒気がした。
もう危ないとかのレベルじゃいい表せれない。

創也の口元が緩む。
歪んでいた口元が朗らかになる。
しかしまだ油断は一切できない。
「さて、立ち話もなんだ。俺の家に案内するよ。
きっと探し者も見つかる」
「は、何で俺が……」
堂々と言い捨てた大鬼に創也はクスッと笑う。
そして彼に悟られないように口元を隠して言う。
「俺は情報屋だ。この世界のことは全て知っている」

そう言い捨てた創也。
大鬼はこれ以上の追求を諦めた。
どうせ情報は入ってくるのだから。

「さぁ、行こう。裏の街へと」
そう言い大鬼に背を向けた創也は歩き出す。
その後を慌てて大鬼が追いかける。

——いざ、裏の街へと。