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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: §モノクロ:コード§ ( No.7 )
- 日時: 2013/02/02 17:09
- 名前: しょめ (ID: s1qwLtf7)
- 参照: http://syome
「コード:07……?」
「あぁ、大丈夫だ。お前の言いたいことは分かっている」
何なんだよ。突然知らない場所まで連れてこられて、挙句の果てにわけ分からないことを。
「まず、ここから説明しようか」
一気に空気が冷え固まった感じ。背筋がゾクッとする。
「ここは政府の極秘機関、モノクロ:コードという場所だ。そうだな……。まず、モノクロ;コードとは何か。それを説明しようか」
——政府の極秘機関……?何で俺がそんな所に。いや、意味が分からない。
僕の思考がグルグルと回る。気づかないうちに、管理人が目の前にいた。
「……っ!」
息を飲むほどの迫力がそこにある。後ずさりしたい程だった。だけど。
「モノクロ:コードとは先ほど言ったとおり、政府の極秘機関だ。誰にも口を割るなよ」
そう言われても困る。今も意味が全く分かっていない状態だ。むしろもっと教えて欲しい。
「さて、モノクロ:コードの仕事は主にこれしかない」
そう言って、管理人は一呼吸置く。そして言った。
「自然現象と呼ばれる『怪異』の抹消だ」
——は、怪異?怪異って……、何だ。
「ふむ。その顔はまだよく分かってないのだな。他のコードはこの時点で分かっていたぞ」
「あのぉ」
「何だ」
「怪異って、何でしょうか?」
沈黙が訪れた。僕は何か触れてはいけないことに触れてしまったのだろうか。そんな不安が襲ってくる。
「自然現象とは、我ら人間には見えていない者によって起こる現象。それを行っているのが、怪異だ。怪異は基本善良な者が多いのだがな、たまに自然環境により危害を加える者がいるのだ。我々モノクロ:コードは、その悪と化した怪異を抹消すべく、コードを排出しているのだ」
一応、分かったは分かった。しかし気になる疑問が増えてしまった。
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