コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: うちの恋愛模様は何模様? ( No.3 )
- 日時: 2013/01/18 22:11
- 名前: doll☆fairy ◆N1toQkxgzc (ID: GTsKO5qg)
第二話 放課後の時間
うちは今、ある男子に恋をしてしまったようだ。
「ほんとに…、すいませんでしたっ…!!」
うちはそれだけ謝って走り去った。
多分うちの顔、赤くなってると思う。
それに気づいたのか、美咲がよってくる。
「あっれ〜、美里、もしかして七瀬竜也に落ちちゃった〜?」
「えっ、七瀬竜也?そっ、そんなことないし…。」
「うそだぁ〜、顔、めっちゃ赤いよ?」
うぅ…、うちはどうも分りやすい性格みたい。
美咲には分ってしまったみたい。
「うん、そうだよ…。だから…応援して?…ね?」
「わかった!!この美咲様にまかせなさい!!」
…ちょっと心配になる。
美咲、とんでもないことしでかすから…怖い。
「じゃあね、まず七瀬の事について、あたいが教えてあげる!!」
「えっ、今?練習試合はもういいの?」
「……あー!!忘れてた!!」
え?そんなものなら見に行かなくてもよくね?
ほんとに好きなのか?
「っさ、いこいこー☆」
「はいはい…」
うちらは少し歩いてグラウンドのフェンス越しに三浦隼人を探す。
「あっ、いたいた!!う〜ん、今日もかっこいいぃ〜」
美咲は一人で騒いでる。
もちろん練習試合だもん。見に来ている人なんてうちら位。
でも、うちを見てる視線は感じる。
「おい、声かけろよ。」
「いやだよ、お前が行けよ。」
おーい、聞こえてますよー。
そして私はついに出てしまった。
「ねぇ、こそこそやるのやめてくれない?用があるんなら直接言って。」
「す、すいませんでしたぁー!!」
隠れていた5、6人が走り去る。
でも、なんだかもっとうちを見る視線を感じるのは気のせい?
「ふぅー、終わった終わった。隼人、かっこよかったねー!!」
「そう?よく見てなかった。」
「もー、あんなにカッコよかったのに…。
あ、でも、見られなくて良かったかも。美里が隼人を好きになっちゃいそうだから。」
「そんなわけないでしょ。」
「分んないじゃん。今日みたいに一目ぼれしちゃうかもじゃん?」
「もー。」
うちらはそれから、すぐに分かれて家に帰って行った。
「ふぅん、あれが江藤美里。なかなか良いじゃないか。」
うちが狙われているとも知らずにー。
第二話 放課後の時間