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Re: 狼たちと同居中。【3/15までアンケート実施中!】 ( No.121 )
日時: 2013/03/15 16:00
名前: 朔良  (ID: 2IhC5/Vi)

     第7章 ピンチです。

「……てなわけで、私、今星屑荘に住んでるの……」
 おそるおそる、伊代音とクロとゆきに打ち明けた。私がどうして星屑荘に入ることになったのかの経緯を。
「……それ、本当なの?」
 クロが私を睨みつける。でも、当たり前か。これだけ嘘をついてきたのだから。
「……あゆみ!」
「っ……」
 伊代音が私の両肩をつかみ言う。
「でかした!!」
「……へ?」
 出てきたのは想像もしていなかった言葉だった。
「いやーよくやったじゃん、あゆみ! あんなイケメン達を近くで見られるんでしょう? 嬉しすぎる〜」
 伊代音はその場でくるくると回り始める。その後ろでクロはふ……と笑いながら言った。
「そうね。二度とない貴重な体験かもしれないわ」
「お……怒らないの? ずっと黙ってきたのに……」
「怒るわけないよ」
 私の後ろからゆきが笑顔で言う。
「大事なことをあゆみちゃんが話してくれたんだもん。私達嬉しいんだよ」
 笑顔で言うゆきに目頭があつくなりそうだった。
「ごめんね……ありがと、皆……!」
 私の不安は意味がないものだったようだ。

 さ、リク君とクロ、泉君とゆきをどうにかしてくっつけたいな。


                     第7章 完