父はこうも言った「そしてお前には撫子様の血が受け継がれているのだ。もう少ししたら陰陽師としての修行をさせようと考えているところだったんだ」「しゅっ、修行!??」「そうだ。お前は次代の天ノ姫になるかもしれないからな」ひよりは父の言葉を呆然としながらかみ締めた撫子さまは一族の天ノ姫というすごい人で自分も天ノ姫になるかもしれない。尼になるのではなくて—わたしには撫子さまという偉大なお方の子孫なのね大変なことになったとひよりは内心身震いをした