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Re: 見習い陰陽師・ひより —覚醒— ( No.6 )
日時: 2013/08/20 11:21
名前: 外園 伊織 (ID: FFRec9Wj)

 父から今まで知らなかった一族に事実をひよりは受けいれられないような面持ちで聞いていた
まさか自分の家系がこんなにも特殊だったとは
そんなひよりの様子に気づいた父は苦笑まじりに言った
「お前もいずれは引き継ぐ人間だ、すぐにはわからなくてもいい。だがこのことは他人に話すな。一族の身が危うくなる。ひより、おまえにも悪影響を及ぼす。とりあえずもう遅い、はやく寝なさい」
「お父さんわかったよ。…おやすみなさい」
「ああ」
両手をついて一礼したひよりは父が頷くのを見ると廊下に出た
何歩か歩いたひよりは立ち止まって自分の手を眺めた
自分には不思議な力が宿っている…
嬉しいような恐ろしいようなあいまいな気持ちのまま自室に戻ったひよりであった