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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 響恋 ( No.2 )
- 日時: 2013/04/10 21:36
- 名前: ミム (ID: akJ4B8EN)
1話
田舎からここに来て2年が過ぎた。
都会は嫌いだったのだが母の仕事関係のためここに来ることになってしまった。
都会はガヤガヤしていてうるさいしオシャレや流行について行くのが大変だった。
私は昔から人見知りで友達と言える友達が2,3人しかいなかった。
だけどそれでも私は良かった。
私という人間を1人でも知ってくれていたらいい。
そう思っていた。
「ひ〜なっ!」
「わっっ!びっくりしたー」
そこにはここに来てから私と初めて友達になってくれたユキがいた。
ユキは私から見て羨ましい存在だ。
悩みがなさそうで友達であふれかえっている。
なのにどうして私に絡むのかが正直謎だ。
「そういえば今日転校生来るんだってー!」
「へぇーそうなんだ…!」
興味はなかったが言葉を作った。
これが私の生き方だ。
そうじゃないと本当の独りぼっちになるから。
「えーそれでは転校生を紹介します。小林入って来い。」
———ガラガラ
ドアが開いた瞬間女子は小声でしゃべりだした。
「かっこいい」「イケメン」
そんな言葉が飛び交う。
勿論本人には聞こえていると思った。
「小林陸です。よろしくお願いします。」
そんなよくある挨拶が終わり昼休みになった。
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