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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 響恋〜narukoi〜【6話更新しましたっ!】 ( No.23 )
- 日時: 2013/04/23 19:31
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
7話
———ジリリリリリリ!
「もぅ、うるさいなぁ」
私はうるさく鳴り響く目覚まし時計を止めた。
もう朝かぁ…
今日もまた嫌な一日が始まる。
———学校
「はよ。」
「!」
そこには小林がいた。
「何でびっくりしてんの?」
「いや、意外に普通だから、さ」
び、びっくりしたー
コイツって以外にも普通なんだな。
そう思ってしまった。
でもなぜか安心する。
小林といる時だけ本当の自分になれるというか…
きっと私の本性を知ってるからだろうなぁ。
なんて思ったりもした。
机に向かうと————
『死ね』『うざい』『学校来るな!』
そんなことが机に書かれていた。
「ッ—————!」
ひどいよ…。
いくら私でも傷ついた。
ゴミ置き場に閉じ込められたり悪口を言われたり変なうわさを流されたり———
「もぅやだ。」
誰にも聞こえないようにつぶやくと私はいつの間にか屋上に向かって走っていた。
「はぁはぁはぁはぁ—————」
どうしてこんな目にあわないといけないのだろう。
何も悪いことはしていないのに…
「っ…っく…っっヒク」
声を出していつの間にか泣いていた。
———ガチャ
屋上のドアが開く音が響いた。
きっとユキたちが追いかけてきたんだ。
怖い…
どうすればいいの…?
「陽菜ーーーー!!」
この声は…?
私の名前を呼ぶ声は幼馴染の快人だった。
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