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Re: 響恋〜narukoi〜 ( No.30 )
日時: 2013/04/28 22:45
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

8話


「こ、ばやし…」


そこには息が荒れている小林がいた。

もしかして走ってきてくれたの…?


私は快人に抱きしめられていることに気付き離れた。

なんか、やだ…
この状況を小林に誤解されたくない。


「あのねっ…っ、違うの…」


私がそういうと小林は近づいてきた。


えっ…?


「よっ、快人。」

は?


「お前陽菜のこと知ってんのか?」

「知ってるも何も俺達友達だから。お前は?」

「俺はコイツの幼馴染。」

「ふーん…」


状況が理解できないのは私だけ…?


「あのぉ状況が————「あっ、コイツ(陸)は仕事仲間。」

「ほぉ?」


思わず変な声が出てしまう。


「ほら言っただろ?俺モデルしてるって。」


えっ?そんなこと聞いた覚えが…ない。

て言うことは小林もモデルやってるの!?


「えっ、て言うことは————「そう、陸もモデルやってんの。」


「え、えっーーーーーー!!!!」


私はもういじめられていたことなど忘れていた。

だって小林がも、モデルをしてるなんて…


「そんな大声出すなよ。」

「だってー」


そう言って小林が私の頬をつまんだ。


「いてててて」


「プッ、」


「笑うな。」


そんな姿を苦しそうに見ている人がいるとは知らず———


8話 完