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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 響恋〜narukoi〜 ( No.37 )
- 日時: 2013/05/03 11:35
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
11話
君の名前が一日頭の中に何回浮かぶだろう…?
そのたびに一人で顔が赤くなって勝手に落ち込んでる。
どうしたら私の事を意識してくれるのかな…?
夜の帰り道はこれで二回目だった。
少しだけ小林との距離が遠い気がする。
「そういえばもうすぐで快人の誕生日なんだ。男の人ってどんな誕生日プレゼントが喜ぶの?」
「んー、別に何でもいいんじゃね…」
何その答え…
「むー、何でもって難しいなぁ…」
小林は急に真正面に立つとなぜか私の目をじーっと見た。
ちょ、そんなに見ないでよ///
「どうした、の?」
「別に…」
何か今日はそっけないなぁ…
少し寂しいかも。
「お前って男の事名前で呼ぶっけ?」
「ん?全然。」
「なら何であいつ(快人)だけ呼んでんの?」
「えっ、それは幼馴染だからだけど…」
「なら俺の事も名前で呼べよ。」
えっ…?
嬉しいような、恥ずかしいような…
「ほら、呼んで…」
甘い声で言うから胸が苦しくなる。
小林ってこんな感じだったけ…?
「り……———「聞こえない。」
「り…く…」
「聞こえない。」
「り、く」
意地悪///
———フサッ
私の頭の上には大きな小林の手がのっていた。
「良くできました!」
そう言って優しい笑顔を見せるから私はまた君の事が気になるんだ。
「ずるぃょ…」
「ん?何か言った?」
「何でもなーーい!!」
抑えるんだ。
自分の気持ちを…
伝えてしまったらもう終わってしまいそうで怖いの。
君の近くにいたい。
二番目でもいいから…
この気持ちは隠し通すんだ。
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