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Re: 響恋〜narukoi〜 ( No.53 )
日時: 2013/05/06 21:22
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

ただいま私はピンチです…


「あんた誰?」

「え、」


私はもう仕方がなく逃げようとした。


————「待てよっ!陽菜!!」

「!」


最初から気づかれてた…?
何で分かったの…


「アハハ、ばれちゃった…」

「初めから知ってるよ。」

「…………」


気まずい…
こんなことしなきゃよかった…
でも今から後悔しても遅い。
まず、話題を変えなきゃ!


「あの、彼女さん追いかけなくていいの…??」

「あんな奴彼女でも何でもないから。」

「そ、そう。」


うわーーもっと気まずくなっちゃったよ。


「「あのさ」」


私と快人の声が重なる。


「さ、先にどうぞ。」


私はそういった。


「あのさ、誤解すんなよ…」

「えっ?」

「だからあいつとはなんもないから。」

「う、うん!」


返事をするとなぜか快人の顔が緩んだ気がした。
そんなにあのこが嫌なのかな?なんて哀れに思った。


「で、お前は?」

「え、なんかさ、好きな物とかある…??」

「好きなもの?んーギターとか…」


ぎ、ギターはさすがに無理だよ…
あっ、でもギターに関係するものなら買えるかも!


「よしっ、ならギターあるとこ行こっ!!」

「ちょ、えっ!?」

「レッツゴーー!」


そんな曖昧な快人を私は引きずり連れて行った。