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Re: 響恋〜narukoi〜 ( No.6 )
日時: 2013/04/12 09:14
名前: ミム (ID: akJ4B8EN)

2話


ただ静かな公園に私と転校生がいた。
静かな風景が漂よる。


「なぁ、」


「えっ?」


急に転校生が口を開き私は驚いた。
そういえば声聞くのあの朝以来だなぁ。


「何?」


「お前…」


———ドキドキ


転校生は私に近づいてきた。

でも何でドキドキするの?


髪が風で揺れた。
その髪がなぜか綺麗だと思った。


「?」


「そこどけ。」


「はぁ?」


思わず口に出てしまった。


「べ、別にいいけど…」


「後お前猫かぶりすぎなんだよ。見ててイライラする。」


「はぁ!?」


何なのよっ、コイツ。


確かに猫かぶってるわよ。
でもね————


「貴方だってその口のきき方直した方がいいと思うけど。」


「やっと本性でた。」


何を言ってるのか分からなかった。
どうして私がこんな性格か知っているのかも…


だけど貴方の目を見るたび懐かしい景色が広がる。


「貴方名前は?」


「———く」


「えっ?」


「小林陸」


そういうと小林は去って行った。

なんかむかつく。


「ちょっと!小林さんブランコのらなくていいの?」


「………」


彼は後ろも振り向かずただただ私から遠ざかって行った。
なぜかその背中を見て愛おしいと思った。


2話 完