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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 響恋〜narukoi〜【13話更新!】 ( No.66 )
- 日時: 2013/05/10 22:22
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
14話 快人サイド
『おめでとーう!』
「えっ!?」
部活帰り着替え室のドアを開けた瞬間その言葉が部屋に響いた。
でもどうして、俺が『おめでとう』なんだ?
「あ、のさ…俺なんかしたっけ??」
「お前今日誕生日だろう!」
「はぁ?」
「見てみろ、今日は5月18日だ!しかし何でお前が忘れて俺が覚えてるんだ?ホント馬鹿だなぁ!快人は!!」
着替え室に笑い声が響く。
それから俺たちはカラオケに向かった。
———午後11時
時計を見るともうこんな時間になっていた。
「————!」
頭の中に陽菜の顔が過る。
あいつ覚えてくれてんのかなぁ?
もし忘れてたらちょーショックだなぁー
やべっなんか緊張してきた…
でももうこんな時間だし————
「俺もう帰るわ。ありがとな。」
「もう帰んのかよー!KY快人!」
「じぁあな!サンキュー」
外に出ると星がいっぱい光出ていた。
しかし今日はさみーなぁ…
もう少しで家に着くころ家の前に誰かが立っているのが分かった。
こんな時間に誰だ…?
「ッ———!」
もしかして———
そう思い走ってみるとそこには————
「陽菜…」
陽菜がいた。
「おめでとう、快人…————」
「ッ————!」
倒れそうになった陽菜を抱きかかえた。
「ありがとう、陽菜…」
この声がお前に届かなくても俺は願い続ける。
この恋が叶うことを————
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