コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 響恋〜narukoi〜 ( No.73 )
日時: 2013/05/19 10:58
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

陽菜を抱き上げるとそのまま自分の部屋のベットに寝かせた。

寝息が聞こえる。
そのたびに胸がバクバクしてしまう。


「スースー———」


———バクバクバク


俺は立ちあがると玄関に移動した。


「?」


そこには白い箱に『快人へ』と書かれた箱が横たわっておいてあった。

気になる…

俺はこっそり箱を開けてみるとそこにはケーキがあった。
イチゴが少しだけ無造作になっているがものすごくおいしそうだ。
これもしかして———

フォークで一口取ると口にゆっくり運んだ。


「ゴホッゴホッ——」


味は塩の味がした。
もしかして砂糖と塩まちがえてねぇか?


「プッ、あいつらしい」


陽菜ありがとう。
今までの中で最高のプレゼントだ。


———朝


俺は陽菜がいることを意識しすぎて寝れなかった。

気づかれないように頭をなでると思わず笑みがあふれた。


「り、ク……」

「!」


叶うわけないってわかってた。
だけどこんなに苦しいことは知らなかった。


「マジいてぇ…」


あいつのどこがそんなにいいんだ?
何をしたらお前は振り向いてくれるんだ?
お前にとって俺はなんだ?


14話 完