コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 響恋〜narukoi〜 ( No.74 )
日時: 2013/05/21 21:49
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

15話


「んぅ…」


目に飛び込んでくる光が私を起こした。


「陽菜…」

「か、いと……って何で快人がいるの!?」

「覚えてねぇの?昨日の事。」

「ん?」


そ、そういえば…!


「アハハ…ごめん…」

「たくっ、でもありがとな。ケーキ。」

「ど、どうだった…?」

「ううううう、うまかったよ…」

「怪しい…ホント私…とほほ…————」


———バチッ


「いてっ!」


いきなりおでこに痛みが走る。
快人が私にでこピンをしたからだろう。


「なーに言ってんだよ!俺はお前が来てくれただけで嬉しかったよ。」


カァ///

私の頬が赤くなるのが分かる。


「そ、そう言うセリフは好きな女の子の前で言ってよ///もぉ…///」

「言ってるけど。」

「えっ?」

「好きな女の前で言ってるけど何か悪い?」

「え…?」

「だから、お前の事が好きなんだよ。気付けよバカ。」

「だ、だけど私————「また今度返事くれ。今は良いから。」


そのままオリジナルのピックを渡して家に帰った。

『お前の事が好き』かぁ…


———バフッ


真っ白のベットにダイブすると枕に顔を埋めた。

快人の顔が浮かぶ。

今まで気づかなかった。
いつから私の事が好きだったんだろう?


———ドキッ


鼓動が速くなる。

なぜかその次に浮かんだのが陸の顔だった。