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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: まるで磁石 ( No.4 )
- 日時: 2013/02/13 00:29
- 名前: 春歌 (ID: cakHq5Qm)
それは、ある日の事だった。
その日は、学校も休みの日曜日。
何の予定もない、退屈な日曜日。
あたしは部屋のベッドに寝転がって、窓の外を見ていた。
青空、快晴!! でも、何もすること無い…
だからこそ、ルミちゃんは、メールをくれたのだと思う。
「今、ひま? 遊びに行かない?」と。
フレディが、着信を歌う。あたしは、すぐ、フレディを手に取った。
「行く!!」
そう、打つつもりだったのに、おかしい。
あれ、あれ!?
タッチしてから、画面に指がくっついたかのように、動かない。
画面から、指が離れない…かなしばりか、なにかのように。
瞬間接着剤でもつけたかのように、画面に指が、ぴったりくっついてしまったのだ。
「ぬえ! ちょっと、フレディ、どうしたのっ!!」
慌てて、床に落としそうになる。
でも、それでも、指と画面はくっつき続ける。ハンドパワー?
まさか……
完全にパニックだった。
まるで、磁石である。
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