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指はくっつかなかったものの。

誰……?

「フレディ、まなみ、好き」

でぇーーーー!!

ちょちょ、ちょっとー!!

「フレディぃぃぃぃーーー!!」

思わず叫んだ自分の声に、またびっくり。

「フレディ、まなみ、好き」って!!

おいおい、丘の上のぱニョかよ!!


「真奈実、どうしたの、そんな声出して。静かにしなさい。」
1階から、お母さんが飛んでくる始末。

「ごめん、なんでもない…」
「ご近所さんのこと考えて」


……お母さんはそういい残して、1階に降りていく。


もしかして、ルミちゃんのイタズラか？
そうも思ったけど、送り主のアドレスの欄は空白…


「フレディ……？ あんたなの、もしかして？」


画面を見つめる。

゛フレディ、まなみ、好き ゛

たった3つの単語が、愛しく思える。
ほんとに、フレディだったら。

そんな確率、低いこと、わかっている。
でも少し信じてみるのも、アリ、かなぁ…

ブー、ブー…

わゎっ!!

メール……
もしかして、フレディ？

受信ボックスを開く。






「真奈実、ねてるの？」

なんだ、ルミちゃんか…

安堵と、少し残念な気持ちが、ない混ぜになる。

そんなこと、ある訳ないよね…

自分に言い聞かせて、返信を打った。