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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: まるで磁石 【誰か、目次の作り方教えてください!!】 ( No.101 )
- 日時: 2013/03/09 00:19
- 名前: 春歌 (ID: cakHq5Qm)
〜今日はルミの日〜
「ただいまー」
今日の夕食は……。
何にしよう?
今日は、真奈実に笑われた。
「る、ルミちゃん……ほ、方向性が、ち、違う気がするのは、な、なぜでしょう……?」
あっているのだよ、真奈実。
言いたいのをグッとこらえた。
なんであっているかって?
それは、家に来てもらえれば、わかる。
部屋に入って、真奈実にメールを送る。
”真奈実ー、藤村くんにいつコクるのー?”
真奈実はあのあと、藤村くんと無事にアドレスを交換した。
「……やあったー!! ルミちゃん、藤村くんのアドレスだよー!!」
屋上で、踊らんばかりに喜ぶ真奈実は、女子として普通にかわいかった。
「やったねー! フレディ!!」
…こういうの、あんたの武器になるのに。
あんたの無邪気って、生粋の無邪気だからね。なんていうの、喜んだら、喜びしか感じないとこ
ろとか。
「お気楽ねぇ、真奈実さん……?」
「う……、とりあえず、喜ばなきゃ…ね?」
ほら、やっぱり。喜んでしかないじゃん、あんた。
「喝!!」
びくっと、真奈実の肩が跳ねる。
「そんなんだったら、藤村くんと一生、メール友達のままよ……?」
「し、師匠、それは……!!」
「いつ告白するの!? 今でしょ!?」
「今ではない、い、今では…」
ああ、人のこと言えんなぁ。あたしも。
内心思っている。どうやって、告白しようかな、あたしは。
ブー、ブー……
手の中で、携帯電話が震える。
”卒業までにはね?”
真奈実からの返信。
……2年もあるし。
じゃあ、つまり、あたしの猶予期間も、2年か…。
真奈実にえらいこと言っちゃたしな……。
師匠としての威厳を、なんとか保ちたい…。
玄関のほうから、ガサゴソと音がする。
「ただいまー」
あ、帰ってきた…。
さて、今日の夕食は、何にしよう?
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