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episode2「部活と友達とイケメン。」〜遥side〜

中学校に入学してから早２週間————。
私は、部活について悩んでいた。

「ねー…真衣どうする？部活。」

「そーだね…。うちやっぱり吹奏楽部かな。お姉ちゃん部長だしさ。」

「そっかー。真衣トロンボーン習ってるしね。お姉ちゃんってトランペットやってる希衣さんだよね。音楽室の前通るとトランペットの音聞こえるよ。」

「うん、そうそう。…で、はるは？」

「わたし、女子バスケ部行こうかなーって。」

「馬路？意外なんですけどー。ま、はる運動神経抜群だしねー。」

「そーかな…」

「ところで、ねっ。はる、イケメンいたっ？」

「…また？」

「またじゃないよー。ねっ、いたの？」

「ま、いたっちゃーいたけど…」

「嘘!!やっぱりＢ組だったんだー♪」

「へ？」

「いや、１年生にめっちゃかっこいい人がいるって聞いたんだけど何しろ、Ｇ組まであるじゃん？それに、全クラス知り合いいないしさ。まさかって思ったのー♪」

えっ、あの人のことかな？ま、断定できないし…。一応真衣には言わないでおくか。

「そーだ。思い出した!その人男子バスケ部に入るって噂なの。はる。ちょーどいい！その人監視して！！」

「はぁ？」

ということで、(強制)葉山　遥、女子バスケ部入部決定。