コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: トライアングル。【重要なお知らせ有。夏休み突入かな?】 ( No.85 )
- 日時: 2013/04/12 22:07
- 名前: 奏 (ID: M0JnTv1.)
夏休み番外編【サマーキャンプの恋模様】
「今日からキャンプだー!」
どもども、葉山遥です!
今日から2−Cで親子で4日間のサマーキャンプに行ってきます!
これが決まったのは夏休み突入前。
海と真衣が付き合ってると分かる前だった。
「ねえねえ、遥。夏休み暇?」
「ん?1週間休みはあるけど…」
話しかけてきたのは同じクラスメイトの野々村めぐるちゃん。
テニス部のエースとして活躍してて、頼れる姉貴肌。
「あのね、急なんだけどこのクラスで4日間サマーキャンプに行こうって決まったの!」
「サマーキャンプ!?何処行くの?」
「ほら、この間近くに新しいキャンプ場出来たでしょ?うちの両親がそこで亜互い親睦深めようってはなしになったみたいでさ、結構参加人数いるんだよね。出欠確認してるんだけど、遥来る?」
「親長期出張でいないんだけど…。」
「大丈夫大丈夫!愛李とか海も両親来ないけど出席してるから!安全面はまかせてちょーだい♪」
「そっか…おっけ!行くよ!」
「馬路で!?良かったー♪」
「他に誰が来るの?」
「えーっと紅葉とか彩夏とか由梨も来るし、翔とか剣も来るよ!」
「そっかーいっぱい来るんだね。」
「あ、あとここだけだけど、親が来るのは1日だけ。」
「えっ!?」
「あとの3日はうちの別荘に行ってみんなで遊ぶの!」
「えっ!別荘!?」
「そうそう♪言ってなかったっけ?別荘なら軽井沢とかにもあるよー。あ、別荘なら4人部屋になるけど3食しっかり付いてるし警備も万全だしし、そこら辺は安心しててねー☆」
そうだった…めぐるちゃんそういえばお金持ちの財閥の娘だった…。やっぱりお金持ちって考え方自体が違います。なんか、大雑把。いや、恐れ入ります。
「じゃ、楽しみにしててね!」
「うん!」
「あと、恋愛もねっ♪」
一瞬で顔が火照るのが自分でも分かった。
恋愛…かぁ……
……そういえば海も行くって言ってたな…。
…なんか、楽しみかも。
そして、その日がやってきた。
受験生のお兄ちゃんに家番を頼み私はバスでキャンプ場に向かった。
これで海と近づけられたらいいなぁ……たとえ、あんな写真撮られても諦められないし。
想いを乗せながらバスは海岸線に向かう。
次のバス停は海の家の前。もう少しで停留所に到着する。
夏休みを迎えた日の海は光っていた。