コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: トライアングル。【参照600記念みたいな感じで夏休み突入!】 ( No.96 )
- 日時: 2013/04/19 22:32
- 名前: 奏 (ID: BCsLEi5o)
【サマーキャンプの恋模様】episode3
「ねぇ、海。サマーキャンプ来る?」
「ん?あーどうすっかなぁ。」
「遥も来るよ?どうすんのよ、海。」
遥?そうか、あいつも来るのか…。
俺は新聞部の記事で真衣と付き合ってると分かった時点からあいつとは話していない。ま、俺からは当然話せないし、あいつの何かオーラ?みたいなのを感じるからなんだが。
「んーまぁ、いくわ。めぐる、俺親いないけど頼んだぜ。」
「このめぐるちゃんに任せなさい!たっぷり4日間楽しんでもらえる内容にしてるから。」
「期待してるぞー。」
そして、サマーキャンプはやってきた。
俺は親がこれないのでバスで行くことになる。
目的地の路線の始まりぐらいに遥の家がある。あいつももしかしたら、乗ってるかな———————。
うわ、結構空いてないなあ。やっぱり夏休みだから家族連れが目立つ。俺はでかいスーツケースだから、座る席がいいんだけど。
そう考えながらとにかく邪魔にならないような後ろの方へ歩いていった。
あ、あそこ空いてるじゃん。なんか知らない人だけど相席してもらおう。
「…あれっ、遥?」
嘘だろ…ぜんぜん気がつかなかった。つか、メガネ掛けられてたら誰か正直分からないほど別人に見えた。いつもは下ろしてるボブの髪も後ろで結んでるし、ワンピースとか———————。
惚れちゃうじゃん。
俺は普通どおりの会話に心がけてたけどやっぱり暫く話してないとぎこちない。おまけに最後の最後でボロが出てしまった。
もうすぐでバスが着く。
「も、もうすぐで着くな。」
「う、うん…。」
「あのさ、今日夜海岸で花火大会やるんだろ?」
「?そうだけど…。」
「そ…っか。それならいいんだ。」
「何、どうしたのw?」
久しぶりに遥の笑った顔を見た。
「なんでもないよーwあっ、もう着くじゃん!遥っ、降りるぞっ。」
「そ、そうだねっ!」
4日間のサマーキャンプが始まる。
この4日間での目標は
『遥と仲直りして遥に告白!』
ま、到底無理そうだけど。それ以前に遥は俺のことを許してはくれないだろう。俺が遥の立場だったら許せないからな。
「うっわ…。綺麗だな…。」
降りたバス停は海が目の前で。太陽に当たって、輝いていた。
「うん…。綺麗だね。ってか、海、そろそろ行こうよ。」
「ああ。」
海は8月特有の熱を浴びてキラキラ輝いていた。
本格的な夏が、始まる。
☆初、初海君視点!おめでとーwww
サマーキャンプ、ついに始まります。
これからも宜しく!