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２話


急いで学校に行くとギリギリ間に合った。

ふぅーよかった。
セーフセーフ…


「おはよーう、リマ！」


この子は私の友達の音葉ちゃんです！
私がここの高校で初めて友達になった子なんだぁ。


「おはよぉ。」

「何で、今日ギリギリだったの？リマって真面目だから、いつもきっちり来てるのに。」

「えっ…あはは…今日は寝坊しゃって…！」


ましてやこんなときに「昨日お兄ちゃんが私にチョコ食べさしてくれてたの！」なんて言えないよ。


「ふぅん…なんか今日のリマ変。」

「そうかな…？ちょっと最近夜更かししちゃっててね…でも大丈夫だよ！」

「ならいいけど…あっそうだ！リマって好きな人いる？」

「え！？何で？」


もしかしてばれてるのかな…？
いや、でも私はお兄ちゃんのことそういう意味では好きじゃないもん！
絶対そう、絶対…


「それがね、今日合コンあるの。リマも行こうよ！相手の男子にリマの写真見せたら連れてきてほしいって言われてさっ！ねっ行こっ！」


え、合コン…
苦手なんだよなぁ、そういうの。
しかもお兄ちゃんに怒られるよぉ。
どうしよう…


「ねっ、お願い！リマがいないと私も寂しいよぉ。」


音葉ちゃん…


「うん、分かった。行く！」

「マジ？ありがとっ、リマぁ！もう大好き！」


この事はお兄ちゃんに秘密にしておかないとイケないみたいです…