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22話


利樹さんと付き合い始めて2か月がたとうとしていた。
そういえばもう少しで2年生だ。
そしてお兄ちゃんは3年生かぁ…


利樹さんは相変わらず優しい。
一緒にいると楽しいし安心する。
だけど消えないの。
消そうとするほど余計に消えなくなる。


「リマちゃん！」


「あっ利樹さんっ！」


利樹さんはいつも私を見つけてくれると走って駆けつけてくれる。
その姿を見てると胸が苦しくなる。


「ねぇ、今度の日曜日開いてる？」

「えっーと、はいっ！開いてますっ！」

「なら俺とどっか行こうよ。」


それって———


「デートですか？」

「えっ、ま、まぁそういうことになるけど…///」


「あの行きます…！」


「えっ？マジ？やったーーー！！」


「ちょ、ちょっと！？」


利樹さんは私を抱っこするとぐるぐる回した。
かわいいなぁ…

その時初めて思えたんだ。
好きなんだって…


22話　完