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「はぁはぁはぁ———着いたっ…！」


やっと待ち合わせ場所に着いた。
私はそこにあった車の窓に映っている自分を見て髪形を整えた。

でもどこにいるのだろう？


「リマちゃん！」


「り、利樹さ————」


かっこいい…
私は思わず俯いた。
目を合わせられない。

私本気で利樹さんのこと好きなんだなぁ…


「リマちゃん…」


えっ…？


「かわいすぎ…」


「えっ…///？り、利樹さんもかっこよすぎです…///」


って私何言ってんだろう///


「プッ、ハハハハッ！」


「えっ？？」


「じゃ、行こうかっ！」


「！」


利樹さんが私の手を握った。


———ドキドキ


心臓がうるさい。
駄目だこれじゃ持たないよ…！


「あっ、後…」


「ふぇ？」


「そんなこと俺以外の男に言っちゃ駄目だめだよ。」


「は、はいっ//！」


そうして初めてのデートが始まった。
この日が最後になるとも知らず…