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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 禁断果実〜兄弟恋愛〜 ( No.19 )
- 日時: 2013/06/09 11:22
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
3話
「ただいま。」
私は小声でつぶやいたお兄ちゃんの声を聞くと急いで玄関まで駆けつけた。
お兄ちゃんはそのことにびっくりしたかのように私を見ると目をそらしてこう言った。
「お前、何かいつもと違うな。」
「えっ……」
もしかしてばれてる…?
やだやだ!
お兄ちゃんだけはばれたくない。
「え…そ、そかな…?」
「たくっ、そんなふらふらしてるから男が寄ってくるんだよ。」
「えっ…?なんか言った??」
言葉をうまく聞き取れなかった…
視界がクラクラする。
お兄ちゃん、大好きだよ。
「おい、そんな目で見つめやがって…またキスするぞ。」
「いいよ…」
「えっ…」
「いいよ、キス…して。お兄ちゃん」
どうか忘れさせてください。
今日会ったこと。
昨日の夜のこと。
すべてすべて忘れさせて…
「なんか今日はお前じゃないみたいだからいい。」
「え…」
なんで…?
私って何?
「じゃ、俺部屋戻るわ。」
やだよ。
行かないで…
やだ。
「やだ。」
「何が…?」
「行かないでぇ…ヒックっお兄ちゃんっ!」
思わず涙がこぼれた。
「おま、え何かあったのか…??」
「いいから、キスして…」
「分かった。俺がすべて忘れさせてやる。」
「うん、」
私達は何を求めあっているのだろう?
コレは恋愛感情??
それとも私はお兄ちゃんを利用してるだけ?
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