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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 禁断果実〜兄弟恋愛〜 ( No.3 )
- 日時: 2013/10/11 18:27
- 名前: ミム (ID: SR0aabee)
「はぁはぁはぁ」
どれくらい走っただろう?
気が付くと家に着いていた。
制服はもうビショビショだった。
「お兄ちゃん…?」
私はそっと顔を覗き込んだ。
———バンッ
お兄ちゃんはいきなり私の後ろの壁に手をついた。
「な、に…?」
怖い。
「お前、あいつのこと好きなのか?」
「え、う、うん…」
光輝君はあまり喋ったことが無かったけど今日優しい事に気付いた。
するとお兄ちゃんは私にキスをした。
「!」
初めてのキスが失われた。
舌が滑り込むように入ってくるから息が出来ない。
「や、やだ…!!」
私は突き飛ばした。
「何でこんなことするの…」
「わかんね。したくなったから…とか」
そんなお兄ちゃんの感情で私のファーストキスは消えていったの?
「お兄ちゃんの馬鹿!」
私は急いで階段を上り自分の部屋に入った。
だけど自分の部屋じゃない。
お兄ちゃんも同じなんだ。
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