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———ヒックヒック


この音が私の部屋に響く。

何の音だろうと思うと耳を澄ましてみたら自分の泣いている声だった。


———次の日


「おはよう。音葉ちゃん…」

「あっ、リマ———！？」


どうしたんだろう…
なぜか私のほうを向いて音葉ちゃんは驚いている。


「どうしたの…？」

「どうしたもなにも、リマ大丈夫？」

「ん？何が…？」

「何が？ってリマ昨日寝てないでしょ。」


あぁそういえばそうだなぁ。
なんかお兄ちゃんが————
だったから。


「うん、でも大————」


———バタッ


「リマっ！リマっ！」


その声は私に届かなかった。


目を開けてみると私は見たことのあるようなないような場所に寝かされていた。
ここはどこ…？


「あぁ、起きた？」


そこには音葉ちゃんがいた。


「音葉ちゃん…私どうしてここに？」

「倒れたんだよ。リマが。」


私が？
思い出せないなぁ…


「ご、ごめんね。」

「何でリマがあやまんの？なにかあったんでしょ、昨日。」

「うん。」


私は全部話した。
そう、お兄ちゃんに彼女ができたことを。


7話　完