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お兄ちゃん何であんなことしたの？
私をからかってるの？
それとも私の事が————


———グルゥゥゥウ


私のお腹が部屋に鳴り響く。

もう部屋に閉じこもって何時間たったんだろう？

ふと時計を見てみるもう10時になり掛けていた。
私はお兄ちゃんが居ないことを確認すると冷蔵庫に向かった。


———ガラッ


冷蔵庫の中は空だった。
お母さんは今日旅行に行っている。
だからこの部屋にはお兄ちゃんだけだ。

お兄ちゃんだけ…？
2人っきりっていうこと…！？


「何してんの？」

「！」


私の体が跳ねる。
そこにはお兄ちゃんが居た。
私は何も言わないで立ち去ろうとすると腕をつかまれた。


「どうしたんだよ？」

「な、何もない。」

「あっそ。せっかくチョコレート買ってきたのに…あーあ！」


チョコレート！？
食べたい！


「欲しい？」


私はその言葉にコクンと頷ずいた。


「ならキスして。」

「え……」

「そうしたらあげるから。」

「やだ。」


———グルゥゥゥゥゥウ


もうお腹が…

私はそのままお兄ちゃんにそっとキスをした。