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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 禁断果実〜兄弟恋愛〜【10話書き直します><】 ( No.57 )
- 日時: 2013/03/25 12:42
- 名前: ミム (ID: akJ4B8EN)
私は知っていた。
貴方が妹・リマが好きなこと。
それも家族感情ではなく恋愛感情だということも…
———3か月前
それからというもの私はなるべく気づいてもらうために葵君の隣にいた。
葵君は友達としゃべりながらいつも何かをちらちら見ていた。
そこにはいつもきまっての女の子がいた。
多分1年生だろう。
ふ〜ん、以外の年下好きってやつ?
以外ね。でもすぐに私の虜になるはずよ。
「ねぇ、葵君は何委員に入るの?」
「まだ決めてないけど…」
「そうなんだ。私は生徒会長に立候補しようと思うの。どうかしら…?」
「お前ならいけると思うよ。頭よさそうだしさ。」
「えっ…そんなぁ。エへへ…」
意外にしゃべりやすいのね。
私はそれから彼の中に落ちて行った。
そう言ってもいいのか?
———放課後
私は放課後葵君を待つために門の前で待っていた。
すると葵君がずっと見ていた女の子と葵君を見つけた。
何を話しているのかしら?
だけど女の子がほほを少し染めてうつむいているのがわかる。
そして葵君はその様子を確認し悪魔のように微笑んでいた。
私は気付かれないように近づいてみた。
『お前、今日男子にこくられたんだって?』
『えっ??どうして知っているの?』
『た、たまたま見かけたんだよ。で返事は?』
『じ、実はね…まだしてないの。』
『ふーん、なんかむかつく。』
『ん…』
えっ…
キスをしていた。
しかも葵君が一方的に———
そういう関係…なの…?
恋人同士?
嘘でしょ…
———でもその数日後分かったのよ。
あの2人が兄弟だってことをね。
10話 完
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