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今日はいい天気だなぁ…
こんないい天気にはお兄ちゃんと一緒に登校したかった。
「いい天気だね。」とか言って…

なんて…
もう無理だろうなぁ。


「いい天気だね。」


「えっ…？」


そこには光輝くんがいた。


「おはよう。」


「おはよぉ。」


「う、うん///」


アレ、どうしたんだろう？
顔が赤くなった気が…
熱でもあるのかな？
だけど今日気温高いしなぁ…


それから無言が続いた。


私は無言が別に嫌いじゃなかった。
それを友達に言うとびっくりされるというのが落ちだ。


「あのさ！」


「え？？うん。」


「その、お前って…この間も聞いたけど————「おはよ〜う！リマー！」


「あっ！音葉ちゃんおはよう！」


そういえばさっきなんか言いかけていたような…


「光輝くん、さっきなんか言いかけていたけど…」


「えっ…！？」


「アレあれ〜？今日はリマ、光輝と来たの？」


「うん。たまたま出会って、ね！」


「そ、そうだよ。」


なんか光輝くん怒ってるのかな？
もしかしたら私と来たくなかったとか…


「ごめんね…。私なんかと…」

「ち、ちげーよ！コイツ(音葉)が、なんか変な目で見てくるから。」


「え〜、それってあたしのせい〜？」


「アハハっ！」


「「笑った！」」


え？？
2人が同時に言うからびっくりした。


「どうしたの？」


「最近リマの笑った顔見てなかったから…」


そっか…
私最近笑ってなかったんだね。


「ありがとう。もうでも大丈夫だよ、2人がいるから。」


そういうと音葉ちゃんと光輝くんはそっと笑った。
何かこの2人って似てるよなぁ…

そう思った今日この頃です。


でもまさか、今日またあんなことが起こるなんて知らなかった。


13話　完