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次の日。


———キャーーーー！！！


学校に入ると女子の歓声であふれていた。


どうしたんだろう？


あっ、転校生か！
どんな人なんだろうなー？
でも私とは全く縁がないよね。
友達になれたりして…！
なんてないよね…
しかも2年生だし…


「リマちゃーん！！」


「えっ？？？」


私は聞き覚えのあるその声に振り向いてみた。


「り、きさ…ん？」


「久しぶり〜！俺のこと覚えてる？」


「は…い。」


覚えているに決まってる。
あんなことされたのに忘れられるわけがない。
でも利樹さんがなんでここに…？
もしかして転校生って———


「いやーー俺ここに転校することになったんだよね！ということでよろしく〜」


な、んで…？
利樹さんは私のほうに手を差し出すと私の手を握った。


「やっ…！」


思わず振り払ってしまう。
こわい…


「ごめ…なさいっ。それじゃ…」


私は屋上には駆け上った。
そこにはお兄ちゃんと春美先輩がいた。


14話　完