PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 放課後の色 ( No.5 )
- 日時: 2013/06/02 09:27
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
2話
———夏休み前日
今日は夏休み前最後の日だ。
先生としばらく会えなくなるんだよね…
「はぁー…」
少しさみしいな。
なんて…
「おはよう。」
そこには雄がいた。
私は軽く挨拶をすると椅子に座った。
休み時間は嫌いだ。
なんて言うか、1人って感じてしまうから。
私は昔からあまり友達がいなかった。
というか作らなかったと言った方がいいのか。
友達はいらない。
その言葉で縛られる関係は嫌いなの。
「私達友達でしょう?」とか…
そういうのが嫌い。
だから初めから作らなかった。
「おはようっ!…おはよう!……だから、おはようてばっ!」
「ふぇ…?」
そこにはいかにも可愛い女の子が私に挨拶をしていた。
「おはよう。」
「えっ、私…ですか?」
「貴方以外誰がいるのよ?」
「すみません…ということでおはようございます。」
「敬語とかやめてくれない?」
「えっ?」
「だから桃はそんな言葉嫌いなのっ!」
「すみま…じゃなかった。ごめん。」
「それでよしっ!」
これが桃との出会いだった。
ライバルと気付いたのもこの日。
PR