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1章


「顔、スタイル、成績、そして名前までもがすべて平均なロボット、ミサ吉で〜す！」

「って何でよ！！」


こんちわ。
私渡辺三紗です。

あ、ちなみにロボットじゃないからね。
これは私の友達がからかって言ってるだけだから…

ちなみに友達は坂梨乃。
坂でバンって読むんだって！

あぁすみません。
話がそれちゃいました。
私は——って1回言ったか…

とにかく友達にこう言われても仕方がないの。
本当にすべて平均だから。


「お前ら、うるせぇ。」

「！」


私は思わず吃驚した。

理由？
それは世の中漫画以外にこんな顔が整っている人がいるんだって思ったから…


「ちなみにどなた様ですか？」

「は…？俺を知らないとはお前も大した女だ。」

「はぁ？」


私はいきなりその人に肩を組まれた。


「今日からコイツ俺の女だから、皆手ぇ出すなよ。」


———キャーーーー！！


女子の声が響く。

どうやらここから私の平凡な人生は急激に下がっていくようです。
とほほ…