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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 危険な猛獣(♂)拾いました。【*アンケート開始っ!*】 ( No.168 )
- 日時: 2013/04/07 01:42
- 名前: 珠紀 (ID: hDIDYMPI)
今日は日曜日。
大ちゃんとのデートの日。
…なんだけどー…。
ものすごい陽斗からの視線を感じる。
「な、何?陽斗」
私が話しかけると不機嫌な顔がもっと不機嫌になる。
「俺…奈々ちゃんに逃げられてあんまりデートできなかったんだけど…」
そう…あの後私は家に帰ってきてしまい陽斗とのデートを最後までできなかったのだ。
「えと…ごめんね?」
「そんな可愛い顔して謝ってもダメ〜」
「えっ!?かわっっ?」
だけど陽斗は私の顔を見てフニャッと顔を緩ませた。
…よかった…のかな?
「山田」
後ろから大ちゃんに話しかけられる。
「あ、もう行く?」
「いや…悪いんだけど、今日用事が入ってさ。ごめん…夜夏祭りあるっていうし夜デートでいいか?」
「うん。いいよ」
すごく申し訳無さそうな顔をしている大ちゃん。
用事ってなんだろ…。
「じゃあ、それまで俺とデートしよーよ」
「ダメだ。ルール違反で俺が勝つぞ…」
「ちぇ」
…2人あんまり喧嘩しなくなったな。
言い合いはするけど…なんか陽斗の雰囲気が軽くなったんだよね…。
そのせいかな?
「じゃあ、家でいちゃいちゃするよー」
にやっと大ちゃんに笑いかける陽斗。
「ぐっ…」
悔しそうに顔を歪ませる大ちゃん。
ずっと2人でこのままでいたいな…。
ずっとこのままでー…。
ずっと…なんて無理だよね…………
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