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夜。

私は大ちゃんに言われた待ち合わせ場所へむかう。

浴衣を着て行くと陽斗に言ったらむくれられ、ちょっと遅れたけど…時間どうりに目的地へついた。

「大ちゃんまだかな〜？」

大ちゃんと祭りに行くなんて久し振りすぎて胸が弾む。

「楽しみだなぁ…」

私は胸を踊らせ、大ちゃんが来るのを待った。










ー…あれから2時間が経った。

大ちゃんは来ていない。

祭りも終わりそうだ。

大ちゃん…何かあったのかな？

もしかして…事故とか。

心配になり携帯に電話をかける。

「…」

でない。

「後一時間あるし、待ってみよ」







一時間経った…。

空から雨が降り始めている。

大ちゃんは来ていない。

連絡も繋がらなくなった。

大ちゃん…。

どうして？

どこにいるの？

雨で髪の毛も浴衣もびしょ濡れだ。

道行く人は帰る人。

祭りは終わってしまった。

…大ちゃん。