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「はぁ…」

ここしかなかったものの…初対面の女の子をこんな所に連れてきてよかったものか…。

女の人をベットに寝かせて俺は腰を下ろした。

さっきの奴らと殴り合っていたせいで、待ち合わせ時間から一時間過ぎていた。

「っっやべっ！」

着信が入っていた。

山田に電話をしようと、電話帳を開くがパッと携帯が切れた。

「充電切れ？」

なんでこんなときにっっ！

まだ女の人は気を失って目を覚まさない。

「山田…」

俺は彼女を置いていくことはできず、唇をギュッと噛んで山田のことを想った。