コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 【カキコ住民】アビリティチルドレン【参加型】 ( No.13 )
日時: 2013/03/09 16:45
名前: せぷてむ ◆9FXqrrTuEc (ID: Z6QTFmvl)
参照: 短いよ!


 しばらくするとお母さん達が戻ってきた。そして、

「帰るわよ!!」

 いきなりすぎじゃあ、ありませんか。まだ校舎しか見て無いけど、寮とか見て無いんだけど。

「え〜なんで帰るの〜」

 咲楽月も同じことを思っているようで、不機嫌だ。

「……此処には私達は”長く”居られないのよ。あんた達と”違ってね”」

 ”違ってね”

 解っていたけど、あたし達はみんなと違う存在だってことは解っていたけど、突き放されたように感じる。あたし達はアビリティが使えるだけで、他の人間と何にも変わりは無いのに。

「そうだね、さっさと帰ろう」
「いいの?」
「いいの」

 お母さん達は娘がアビリティを持っている事をどう思ったのだろう。気味が悪いって思ったのだろうか。でも、このアビリティはあたしにとっては邪魔なモノでしかない。なんでこんな能力を持っちゃったのかね。









 東京から岐阜へあたし達は帰ってきた。現在家。夜空に星が輝いているがあたしにとってはそれがうっとうしく感じる。


「みんな同じ中学行くのに、あたし達だけ違うなんてな……」


 日本人の気性なのか、みんなと違うのが嫌で嫌で仕方ない。