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Re: 吸血鬼だって恋に落ちるらしい【参照600突破】 ( No.99 )
日時: 2013/05/17 22:41
名前: 妖狐 (ID: 8.g3rq.8)

■ケイ&作者 トーク1■



「ふふっ、ではケイ君へ突撃していきます」

ケイの部屋となる扉の前で不適に笑う作者妖狐。
何の前触れもなくケイの部屋へ突撃しちゃってトークをしよう、という作戦だ。
「では、いっきまーす」

バタンッ!!

けり破るように扉を開けた。

「突撃トークしに来ましたー!」
「はい、こんにちは」
「……へ?」

そこにはソファに礼儀正しく座って和やかに微笑むケイ。
驚いた様子の欠片もない。

「あれ、突撃してくるの知ってました?」
「いえ、扉の外からの息遣いががただもれでしたので」
「そ、そうですか」
ワクワクしすぎてあまり隠れることを忘れていた……

「で、何の話をするんですか?」
「えっとですねぇ……うーんと、その」
「ん? まさか……考えていない?」
ひぃぃぃぃ、ケイ君、今あなたから殺気が浮き上がって見えたのは気のせいでしょうか!?

「いやいや、考えてますよ!?(冷や汗」
「よかった。じゃなきゃそのわら頭をシャッフルしなきゃいけませんでしたものね」
「は、はい!」
え? シャッフルって? ていうかなんで答えてるの私!

「ケイ君の好きなものはなんですか?」
「それはlikeですか? それともloveですか?」
「えっと、じゃあ……likeで。(なんとなくloveを聞くのが怖かった)」
「僕の好きなものは基本的に一つ、お姉さまです」
likeもloveも関係ないやんけー!

「じゃあ、嫌いなものなんですか?」
「お姉さまに近づく男(即答)」
「あっ、じゃあ私はルリィ様と仲良くしてもいいですね!」
「…………いいですよ」
やったー、わーい!

……
あれ?
今、ぼそそりと「お前ごときがお姉さまに近づく? ふざけるな」プラス舌内が聞こえたのは気のせいでしょうか?

だんだん険悪な雰囲気になってきたので違う質問を……
と思ってると思いっきり扉があいた。

「ぎぃやぁあああぁーあぁぁぁあああ」
「あっナイトさん」

作者、驚いて転倒。ケイはにっこり

「作者ってお前か?」

その美声に作者は立ち上がりますよ。もういくら転んでも立ち上がります!

「は、ひゃい!」
はぅっ、美声の顔に緊張して声がぁ……

「一つ頼みがあるんだ」
「はい、なんでしょうか? ナイト君の悩みならいくらでも!!」

「いいのか?」
「はいっ!」
あたりまえですとも!

「じゃあ……朝の出番は減らしてくれ」
「ああ、朝苦手でしたものね。分かりました」
なんて可愛らしい願い。

でもそれに黙っていないものはいた。

「そんなの、だめですよ作者さん!」
「え?」
「しっかりした物語を進めてください。誰の意見にも偏らず、僕とお姉さまの幸せな道を…!」
「うん!」
そんな綺麗な眼で見つめられたら!……って今何を? ケイ君とルリィ様の幸せな道……?

「おい、何言ってるんだ?」
そうだ、そうだー! まだケイとルリィがくっつくとは決まってな……
「朝の出番は少なくするべきだ」
へ? そっちですか ナイトさん。

「いいや、少なくしなくてもいいと思います! むしろ増やして……」
「違う、少なくするべきだ」
「増やす」
「減らす」
「全部朝のシーン」
「もう朝の出番無くす」

ちょっと待った—!!
全部、朝のシーンですと!?

朝のシーンをなくすですと!?

二人ともなにをおっしゃってるんですか????!!!!!

「あ、あのう……全部朝はちょっと……なくすのも……」
なさけなく小さな声だけど、これは言わないと!

『なんだよ?』
ギロリと睨む二人の少年の目。

ひぇぇぇえええぇえええぇええー!

「いえ、なんでもありませんー!!」

私は部屋を飛び出した。

朝の適度な量のシーンをこれからも継続していくためと、
険悪な雰囲気のあの場にはいられなかったから。

これにて、ケイのトークは終了!
朝のシーンは心配しないでね!

【終わり】


■書いてみて一言

「なにこれ、楽しい!!」

はい、なんだか自分が出てきてワクワクしました^^
すごく読みにくくてでたらめな文すいませんでした<(_ _)>!
心から謝罪します(涙)