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Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.2 )
日時: 2013/03/17 20:56
名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)


先生「そんじゃー、今日の予定発表するよー。今日は、一日中数学でーす。」


先生が、そう言いながらチョークでペン回しをする。
生徒たちは、「えー」「ふざけんなよー」「まじかー」「俺の名は漆黒の騎士……」「死ね、厨二病」「きもいわー。岩津きもいわー。」「ありえねえ。」「きもいわー。」など、好き勝手に文句を言う。


先生「あんた達うるさいー。いい加減黙りなさいよー。っていうかね、私だって一日中数学とか、マジで嫌なわけー。でもさー、ほらー好調?あ、違う校長だ。その校長がさー、数学の点数上げろってうるさくてー。」


そう言いながら、先生はピッとチョークで山田を指名する。


先生「はい、山田ー。」

山田「……?」


山田は不思議に思いながらも、「はい」と返事をする。


先生「先週の数学のクラス平均、いくらだっけー?」

山田「じゅ…14点です…」

先生「だよねー。14点だったよねー。そのまま計算するとさー。8人で、114点しか取れなかったことになるんだよねー。しかも、そのうちの88点は、全部山田くんが取った点数なわけー。みんな、この現状見てどう思うー?岩津ー。」

岩津「はい、先生。教科書が見つかりません!」

先生「うんー。お前今まで私の話、聞いてたー?絶対聞いてなかったよねー。お前に聞いた私が馬鹿だったわー。零栖ー。」

零栖「山田君には、是非死んでもらいたいと、思いました。」

先生「お前も聞いてなかったんだねー。もういいよー。とにかく、私が言いたいのはこのままではお前ら全員、進級できねーぞってことなんだよねー。だから、点数が一番ひどい数学から、手をつけていこうってことになったんだよねー。」


そう言いながら、先生は黒板になにやら書き始める。


先生「これー。解ける奴手あげてー。山田以外で。」


先生が黒板に書いたのは、『3x+2x=』という式だった。
小学生でも解ける、問題だ。


先生「みんなー、手あげてって言ったの聞こえたー?」


誰も、手をあげようとはしない。
仕方なく、先生は適当に名簿を見て、誰かをあてる。


先生「えーっと、じゃあ坂本ー。」

坂本「え?俺!?えーっとォ……わ、分かりません…」

先生「はあ〜?あんた、こんなのも分かんないの〜?これ、小学生レベルなんですけどー。」

芳阿「せんせー。坂本君の精神年齢は永遠の小学二年生なので、こんな難しい問題解けませ—ん。」

坂本「芳阿、余計なこと喋んじゃねえよ!!なんだよ、永遠の小学二年生って!!」

先生「そう言う芳阿は、この問題解けるわけー?」

芳阿「もちろん、解けますよ。答えは、『y=9』です。」

先生「うん。違うねー。全然違うねー。まずyはどっから出てきたのかなー?それに、3と2をどうやったら9になるのかなー?」


そう言いながら、先生は違う生徒を指名する。


先生「積ー。」

積「フッ。やっと僕の番ですね。いいでしょう。みなさん、僕の頭の良さに惚れないでくださいね。((キリ」

先生「そんな前振りどーでもいいから、早く言えってー。」

積「正解は、『こんな美しい僕に、こんな問題を解けと?フッ。ふざけるにもほどがあるだろう。なんてったってb……((先生「次ー。鈴炉ー。」

鈴炉「はい。」

先生「この式の答え言ってー。」

鈴炉「人間には、無視する権利があります。なので、私も無視をさせてもらいます。」

先生「教師に対して、無視するなよー。先生悲しくなんでしょーがー。」

鈴炉「ピッ。『鈴炉ハ無視ヲシタ。』」

先生「RPG風に言って、ごまかしてんじゃねーよー。分かんないんだったら、素直に言えやー。ったく、尼賀崎ー。」

尼賀崎「愚問だな、エンジェルティーチャー。この、漆黒の堕天使である俺が、こんな問題解けるわけないだろう?聞くなら、俺の仲間である混沌の魔法使い、零栖に聞くんだな。」

零栖「爆ぜろ、厨二病。誰が、混沌の魔法使いだ。宇宙にでも行って、一人で叫んでろ。そして、二度と帰ってくるな。」

先生「零栖ー。分かるー?」

零栖「分かりません。」

先生「あんたら、こんな問題も解けなくて、よくこの学校受かったわねー。まあ、この高校、学校の名前と自分の名前が書ければ受かるって有名だしなー。ちなみに、自分の名前書けない奴いるー?」


そんな先生の問いに、坂本が手をあげる。


先生「……———よし、誰もいないなー。そうだよねー、さすがに自分の名前ぐらい自分でかけるよねー。」

坂本「先生、スルーしないでください。とてもとても、心が傷ついたんですけど。」

芳阿「トゥルトゥトゥー♪『坂本ハ、254ノダメージヲウケタ。』」

坂本「横で解説するんじゃねー!!」

先生「あんたさー、自分の名前自分でかけないとか、まじ終わってるからー。人生終わってるからー。」

零栖「先生、坂本君は人生終わってるどころか、生命として活動すること自体終わってますから。」

坂本「終わってねーよ。じゃあ、俺は一体何なんだよ!!」

先生「じゃあ聞くけど、こんなかで学校を漢字で書けない奴いるー?」


そんな先生の問いに、山田以外の全員が手を挙げた。
先生が唖然とする。


先生「あんたら、まじですかー。」