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- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.3 )
- 日時: 2013/03/17 22:31
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
しょうがないなーという感じで、先生が黒板に『芭華陀』と書き始める。
そして、生徒に向かって言った。
先生「これ、読める人ー?」
先生にそう聞かれ、山田が手をあげる。
先生「山田君は、黙ってなさい。山田以外で読める人ー?」
岩津「はい、先生。」
先生「お、岩津ー。読んでみなさいー。」
岩津「教科書が見つかりません!」
先生「お前本当、人の話きけやー。関係ない話いちいち挟んでこないでくれるー?ってか、どんだけ教科書探してんだよー。」
坂本「はいはい!俺読める俺読める!」
先生「自分の名前漢字で書けない奴が、何粋がってんのー。しかも何その、自分の主張の仕方ー。小学生ですかー?まあどうせ、読めないでしょーけどー。」
坂本「読めますよ!クリスティーアって読むんでしょう?」
先生「……———はい、次読める人ー。」
坂本「無視するなぁぁぁぁぁ!」
鈴炉「先生、人間には漢字を読めない権利があると思います。」
先生「それってどんな権利ー?ってかそれ、権利としての意味があるわけー?」
尼賀崎「我がエンジェルティーチャーよ。」
先生「誰がエンジェルティーチャ—だよー。普通に先生って呼べやー。」
尼賀崎「ここは神に祈りをささげ、共にこの無理難題に挑もうではないかっ」
先生「別に私、無理難題言ってないからー。そもそもお前地に落ちて頭打った火星人だろーがー。神様なんて、信仰すんなやー。」
積「まったく……。このクラスには、馬鹿しかいないんだね…。仕方ない、この美しい僕が答えてあげようではないかっ。答えは美しい積基樹って読むのさ。」
先生「漢字を漢字で呼んでんじゃねーよー。大体学校名に、個人名を主張する学校が何処にあるんだよー。」
零栖「はい。厨二病なんて、朽ち果てればいいのに。」
先生「お前、もはやまともに答える気ないよなー。ってか先生、お前の口から、悪口しか聞いたことないわー。」
芳阿「せんせー。○○○○○って読むんでしょう?」
先生「お前は話す度に、禁止用語をペラペラしゃべるんじゃないー。そのうち、喋る18禁って呼ぶよー。」
岩津「先生。本当に僕の教科書無いんですけど。」
先生「岩津ー。本当に私の話聞いてほしいんですけどー。」
鈴炉「結局、なんて読むんですか?」
先生「これはー、『ばかだ』って読みますー。本当、あんた達にぴったりの学校名だと思うわー。」
そう言いながら、先生は『芭華陀』という漢字の上に、ふりがなで『バカだ』と書いた。
そして『芭華陀』の前に、小さく『坂本は』と書き加える。
坂本「先生ー。その書き方に、俺に対しての悪意をものすごぉく感じるんですけど。」
先生「気のせいでしょー。」
そう言いつつも、先生は『坂本は』を強調する。
坂本「いや、それ絶対悪意ありますよね?俺に怨みがあってやってますよね?」
零栖「坂本、黙れ。小学生は家に帰って、戦隊ヒーローの録画でもみとけ。」
坂本「うるせぇよ!!家になんて帰らねえからな!戦隊ヒーローの録画は撮ってあるけど!!」
山田「撮ってるのかよ。」
さりげに山田がつっこみをいれる。
先生「とにかくさー。自分の高校ぐらいは、読めるようにしとこうよー。ってか、数学の前に国語が必要だねー。」
そう言って、先生が考え込んだ。