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- Re: 【ギャグ】こちら、芭華陀高校———G組です!! ( No.4 )
- 日時: 2013/03/18 22:11
- 名前: 華月 (ID: MCeIcGNV)
先生「んじゃ、こうしようー。一時間目は国語で、それ以外は全部数学ってことでー。」
先生がそう言うと、生徒たちが不満の声をあげる。
それを聞いて、先生ははあ〜とため息をついた。
先生「これに対しての、異論は認めないからー。ってことで、国語始めます—。」
岩津「先生!」
先生「何ー。岩津ー。」
岩津「教科書がm…((先生「はい、国語の教科書開いてー。」
岩津「教科書がない人は、どうすればいいんですか!」
先生「そんなもん、自分で考えなさいよー。隣の人に見せてもらうとかー、坂本のお腹の中探してみるとかー。」
坂本「俺の腹の中に教科書なんて、入ってねーよ!」
芳阿「え?でも、さっき岩津君の教科書食べて…。」
坂本「真面目な顔で、言ってんじゃねえよ!!俺はヤギじゃねえっての!!」
先生「はいはいー。どうでもいいから、黙ってくれるー?今から問題出すからー。」
そう言って、先生は黒板に『メロスは走った……とあるが、なぜメロスは走ったのか。』と書いた。
先生「はい、教科書の189ページ読みながら考えてねー。まあ、読めばすぐに分かるけどー。」
そして、五分ほど経過する。
先生はパンパンと手を打って、みんなの視線を自分の方へと注目させた。
先生「はい、分かった人手ーあげてー。」
その言葉に全員が、手をあげる。
先生は、満足そうにうなずいた。
先生「そうだよねー。いくらバカだっていっても、教科書ぐらい読めるよねー。じゃあ、零栖ー。」
零栖「はい。」
先生「メロスが走ったのは、なんでー?」
零栖「えぇっと、友人が自分の代わりに無様に死んでいく姿を、目に焼き付けて心の底から嗤うため。」
先生「うん。お前、とうとう字も読めなくなったわけー?どこをどう読んだら、そういう風に書いてあんのよー。ってかそれはお前の願望だろー。次積ー。」
積「そんなもの、簡単さ。美しいこの僕の姿を一目見ようと走っているんだよ。」
先生「何お前この物語の中に出てくんのー?ってかお前教科書開けやー。そして、自分の名前が書いてない事を確認しろー。」
鈴炉「先生、メロスは走る権利があったから、走ったんだと思います。」
先生「うん。お前まともなこと言ってるように聞こえるけど、普通に間違ってるからー。あと、何でもかんでも権利つけるの止めよー。」
尼賀崎「やっぱあれだろ。地獄の番犬、ケルベロスから逃げてたんだろ。」
零栖「気化しろ、厨二病。」
先生「ちょっと待ってー。あんたら本当に、この問題分かんないわけー?」
先生の問いに、山田以外が頷いた。
仕方なく、先生は山田を指名する。山田が答えた。
山田「メロスは、自分の代わりに人質になった友人を助けるため、走っているんだと思います。」
先生「うん、そう正解ー。ってか、正解して当たり前だよねー。これ正解できない奴人間じゃねえよー。」
坂本「先生ー。それ、俺らが人間じゃないって言ってるみたいじゃないですかー!」
先生「まさにそう言ってるんだよ、異星人ー。お前もう宇宙に帰れよー。」
尼賀崎「先生!坂本君にそんなこと、言わないであげてください。」
坂本「尼賀崎…((感動」
先生「何よー。尼賀崎ー。」
尼賀崎「坂本君は、頭が馬鹿すぎて自分の星から追い出されたんです。だから、帰りたくても帰れないんですよ!今は、この地球を征服しようとたくらんで…」
坂本「勝手に壮大な厨二病ワールドを展開すんじゃねえよ!!せっかく、助けてくれたと思ったのに!」
先生「ま、所詮そんなものなんだよねー。男友達ってー。」
坂本「先生、何か恨みでもあるんスか…((泣k」
先生「とにかくさー、あんたら一応高校生って設定だし、もうちょっと頑張って勉強しようや。」
先生が、そう言って新たに問題を黒板に書いていった。