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Re: ネオンソーダの泡達のポップ ( No.14 )
日時: 2013/04/01 11:12
名前: れとら ◆8Odabd9tcI (ID: MGsyo9KU)


入り口のところで立ち竦む私に気付いたダイは、イヤホンを取って立ち上がった。
私を椅子に座らせたダイは、本題は、というような口ぶりで話し出した。

「レイは、NEONSODAの一員になる気、ある?」

いつもとは違う低い声で言うダイは、何処か寂しげに、そう言った。
誰かを思い出すような、そんなような。

「私だって、やってみたいですけど」

でも、とダイにというより私に、そう口に出してみた。
じゃあなんで、といった顔をしているダイ。
その時、入り口の外で物音がしたと思う。

「私が音を奏でることは、あの子の為にはならない……!」

音楽室の茶色のタイルを蹴る。
視界には、青の上履きと、緑の上履き、それに茶色。
無くなった音楽へのためらいが、また、私を襲った。


「それは、違う、と思う」

再び物音がして、振り向いた先にはケイがいた。